Q1:スリップサインはタイヤ1本につき何箇所ありますか?
A1:乗用車用タイヤの場合、タイヤ1周につき通常4〜9箇所設置されています。タイヤ側面のショルダー部にある三角マーク(▲)の数と一致しており、大型タイヤや偏平率の低いタイヤほど多く配置される傾向があります。前輪駆動車(FF)の前輪など、特定の箇所だけが減る偏摩耗を確認するためにも、複数のスリップサインをチェックすることが推奨されます。
Q2:スタッドレスタイヤのスリップサインとプラットホームは何が違いますか?
A2:目的と高さが異なります。スリップサインは「タイヤとしての使用限界(残り溝1.6mm)」を示すものであり、夏タイヤ・冬タイヤを問わず全てのタイヤに存在します。一方、プラットホームは「スタッドレスタイヤとしての性能限界(新品溝の50%摩耗・約4〜5mm)」を示す突起です。プラットホームが露出すると雪道や凍結路面でのグリップが効かなくなりますが、1.6mmのスリップサインが出るまでは法律上、乾燥路面の夏タイヤとしてのみ走行可能です(ただし前述の通り雨天時の危険性は増大します)。
Q3:タイヤの点検はどこで依頼できますか?費用はかかりますか?
A3:ガソリンスタンド、カー用品量販店(オートバックスやイエローハット等)、タイヤ専門店、自動車ディーラーで点検を受けられます。空気圧の調整や残り溝の測定、ひび割れの目視確認といった基本点検であれば、多くの店舗で無料で実施してくれます。給油のついでに「タイヤの溝と空気圧を見てほしい」と声をかけるだけで、数分でプロによる診断が完了します。
Q4:タイヤの外側には溝がありますが、内側だけスリップサインが出ています。車検に通りますか?
A4:車検には通りません。保安基準では「トレッドパターンのいずれかの部分においてすべり止めの溝の深さが1.6mm未満であってはならない」と規定されているため、タイヤの内側や外側など、たとえ一部の溝であってもスリップサインが露出していれば保安基準不適合となります。足回りのアライメント狂いやサスペンションの歪みが疑われるため、タイヤ交換と同時にアライメント調整を行う必要があります。