中車の活動を語るうえで、息子・市川團子の存在は最大の原動力となっています。團子は恵まれた体躯と気品ある立ち姿、瑞々しい演技力で急成長を遂げ、劇界でも若手屈指のホープとして大きな注目を集めています。
猿之助の代役として大役を見事に務め上げた経験を経て、團子の座頭公演や主要な役どころへの抜擢が相次いでいます。中車は父として、また同じ一門の先輩役者として、團子の後ろ盾となりながら徹底したサポートを続けています。
「自分は40代から歌舞伎を始めた身。だからこそ、幼少期から研鑽を積む息子の可能性を誰よりも信じている」と周囲に語るように、中車は自身の経験を余すところなく息子に伝え、澤瀉屋の正統な継承者として育てることに心血を注いでいます。