インターネット上で「子犬 譲り ます 無料 京都」と検索すると、様々な掲示板やSNSで愛らしい子犬の写真とともに募集記事が並びます。ここでまず冷静に見極めなければならないのが、子犬無料譲渡の真相と、犬里親募集無料の理由です。
一般的な家庭で生まれた想定外の繁殖(いわゆる望まない出産)による無償譲渡がある一方、保護団体や一時預かりボランティアが介在する募集では、「生体代そのものは無料だが、それまでにかかった医療費やワクチン代を里親が実費負担する」というルールが業界標準となっています。動物愛護管理法において、営利目的の無登録販売が厳しく禁じられているため、一般の飼い主や保護ボランティアは利益を乗せずに「実費譲渡」という形式をとるからです。
一方で、極端に「完全無料・手渡しのみ」を強調する投稿の中には、先天的な疾患を隠していたり、母犬の過剰繁殖を行う悪質なバックヤードブリーダーが処分目的で放出していたりするケースが報告されています。「タダで手に入るならお得」という安易な動機は、後に高額な動物病院代や深刻な行動問題という形で飼い主に跳ね返ってくる現実を忘れてはなりません。