『水曜日のダウンタウン』が仕掛けるこうした実験的演出は、今回が初めてではありません。過去にも「名探偵津田」シリーズのような本格ミステリー企画や、生放送のフォーマットを逆手に取ったリアルタイム連動ドッキリ、視聴者の錯覚を利用したフェイクドキュメンタリー風の演出など、常にバラエティの限界を更新し続けてきました。
予定調和を嫌い、視聴者に「今、何を見せられているのか分からない」というスリルを与える手法は、同番組が一貫して提示してきたエンターテインメントの真髄です。テレビ離れが叫ばれる昨今において、オンタイムでテレビにかじりつかせ、SNSで議論を巻き起こすパワーは唯一無二の存在感を放っています。