芦ノ湖を訪れる観光客が最も陥りやすい落とし穴が、「箱根海賊船(小田急系)」と「芦ノ湖遊覧船(西武・伊豆箱根鉄道系)」の混同、そして「元箱根港」と「箱根町港」の選択ミスです。
芦ノ湖には2つの異なる事業者が船を運航しています。ド派手な外観の「海賊船」を運航するのが小田急グループの箱根観光船であり、「箱根フリーパス」が使えるのはこちらのみです。一方で、双胴船を中心とした白を基調とする船は西武グループの「芦ノ湖遊覧船」であり、乗り場(元箱根遊覧船案内所)もチケット体系も全く異なります。フリーパスを持っているにもかかわらず誤って遊覧船乗り場に並び、乗船直前で改札を通れず慌てるケースが後を絶ちません。
さらに、湖の南東部に位置する「元箱根港」と「箱根町港」は約2km(徒歩約25分、車・船で約10分)離れています。両者の特徴は明確に異なります。
- 元箱根港:箱根神社や平和の鳥居、人気ベーカリーカフェに最も近い。湖越しに鳥居と富士山を同時に望めるメインスポット。
- 箱根町港:箱根関所や恩賜箱根公園に近い。大型の無料駐車場が整備されており、マイカー利用時の拠点として極めて優秀。
「箱根神社参拝がメインなのに箱根町港で長時間下船してしまう」「車を元箱根港に停めようとして大渋滞に巻き込まれる」といった失敗を避けるためにも、目的と移動手段に応じた港の使い分けが不可欠です。