どれほど体に優しい作用があっても、過剰摂取には注意が必要です。世界保健機関(WHO)や欧州食品安全機関(EFSA)のガイドラインにおいて、健康な成人の1日のカフェイン摂取上限量は400mg(マグカップで約3〜4杯、ティーカップなら約6〜7杯分)とされています。
短時間にカフェインを過剰摂取すると、めまい、不眠、吐き気、心拍数の増加といったカフェイン中毒と副作用を引き起こす危険性があります。エナジードリンクなど他の高カフェイン飲料との重複摂取には十分配慮しましょう。
特にデリケートな配慮が求められるのが、妊娠中や就寝前のタイミングです。
胎児はカフェインを分解・代謝する肝機能が未発達なため、妊娠中の紅茶摂取目安としては1日あたりカフェイン200mg未満(ティーカップで2杯程度まで)に抑えることが各国の保健機関から推奨されています。過剰摂取は胎児の発育遅延などのリスクにつながるとされているため、日々の杯数をコントロールすることが大切です。
また、カフェインの体内半減期(血中濃度が半分になるまでの時間)は成人で約4〜6時間かかります。良質な睡眠を確保するためにも、就寝前の紅茶の影響を避けるべく、夕方以降はノンカフェインのハーブティーやデカフェ紅茶へ切り替える習慣を取り入れるのが理想的です。