健康維持のために選ばれる十五穀米ですが、検索候補に「体に悪い」という不穏なワードが並ぶ背景には、主に消化器官への負担と特定の成分に対する誤解が存在します。
最大の要因は、雑穀特有の豊富な不溶性食物繊維です。白米に比べて外皮が硬く食物繊維が多いため、普段から胃腸が弱い方や、早食いで噛む回数が少ない方が急に主食を切り替えると、消化不良や胃もたれ、お腹の張り、便秘の悪化を引き起こすケースがあります。雑穀そのものに毒性があるわけではなく、咀嚼不足と水分不足が不調の引き金になっているのが実情です。
また、穀物の外皮に含まれる「フィチン酸」がミネラルの吸収を阻害するという説もかつて話題になりましたが、通常の食事で摂取する範囲内であれば体内のミネラルバランスを崩すリスクは極めて低く、むしろ抗酸化作用などプラスの側面が学術的に評価されています。体質に合わせて配合量を調整し、一口につき30回程度しっかり噛むことを意識すれば、身体への悪影響を心配する必要はありません。