作文と小論文では、かっこの扱いや求められる作法が大きく異なります。目的に応じた適切なアプローチを確認しましょう。
読書感想文の書き方においては、登場人物のセリフや作中の印象的なフレーズを引用する際に会話文の書き方が効果的なアクセントになります。情景や心理描写を生き生きと伝える手段としてかぎ括弧は重宝しますが、会話文ばかりを連続して改行配置すると「マス目埋めの手抜き原稿」と見なされるリスクがあります。会話文は要所に絞り、そのセリフから自分が何を感じたのかという分析に多くの文字数を割く構成が評価を高めます。
一方、小論文の減点対策における最重要課題は「客観性と簡潔さ」です。小論文では基本的に会話文を改行して記述することはなく、かっこを使用するのは「定義の明確化」「キーワードの強調」「先行研究やデータの厳密な引用」の場面に限定されます。不要な装飾としてのかっこを乱用すると論理展開が散漫な印象を与えるため、事実と主張を端的に述べる構成を心がけてください。