「抱っこした時に頭が揺れなくなった気がするけれど、本当に完了したのか分からない」という声は非常に多く寄せられます。小児科医や助産師が乳幼児健診で実践している医学的な確認基準は、主に次の3点に集約されます。
第1のサインは、平らな布団の上でうつ伏せにした際、自分の力で頭を床から45度〜90度まで持ち上げ、左右を自由に見回せるかどうかです。首の前面だけでなく背筋や肩甲骨周囲の筋肉が協調して働いていなければ、首を高く持ち上げて視線を前方に保つことはできません。
第2のサインは、大人が脇の下を支えて縦抱きにした際、頭が前後左右に倒れず垂直を保ち続けられるかという点です。大人が歩いたり軽く体を傾けたりした時でも、首がグラグラ揺れずに体幹に合わせてバランスを保てるようであれば、日常動作における首の安定性が確立されています。
第3のサインが、健診で医師が必ず実施する首すわり引き起こしテストです。仰向けに寝かせた赤ちゃんの両手を優しく握り、ゆっくりと45度程度まで上半身を引き起こした際、頭部が胴体より遅れずに真っ直ぐついてくるかを確認します。首の筋力が十分に発達していない場合、頭部が後ろへガクンと垂れ下がったまま起き上がってきます。