赤点とは何点から?高校の留年ラインと追試・補習の救済策を徹底解剖

赤点とは何点から?高校の留年ラインと追試・補習の救済策を徹底解剖

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生徒や保護者が最も恐れる「赤点を取ったらどうなるのか」「赤点と留年の関係はどうなっているのか」という疑問に対し、結論から言えば、1学期の中間テストで1回赤点を取っただけで直ちに留年が決まることは制度上あり得ません。

高校の成績処理は、年間を通じて行われる複数の定期テスト(中間・期末)の素点に、授業態度・小テスト・宿題提出などの「平常点」を合算して学期ごとの評価を出し、最終的に学年末に「1〜5」などの5段階(または10段階)で算出される「年間総合評定」によって判定されます。留年の引き金となるのはテスト単体の点数ではなく、年度末の成績通知票で最低評価の「評定1」が確定することです。

高校現場における留年(原級留置)決定までの典型的なタイムラインは次の通りです。

まず、学期ごとの定期テストで赤点を取ると、教科担当から「警告」が発せられます。この段階では、放課後や長期休暇中の補習への参加、追加課題の提出が義務付けられる程度です。しかし、期末テストでも連続して赤点を取り続け、提出物も出さずに放置した場合、学期末の仮評定が「1」へと落ち込みます。

そして学年全体の総合成績で評定1が確定した場合、その科目は「単位不認定(欠格)」となります。留年となる具体的な条件は各校の規程によりますが、一般的には以下のいずれかに該当した場合です。

① 必履修科目(現代の国語、歴史総合、数学I、英語コミュニケーションIなど、国が卒業要件として定める科目)の単位を1つでも落とし、救済追試にも合格できなかった場合。
② 学年全体で落とした単位数が一定の上限(例:年間の履修単位中、未修得が7〜8単位以上、または3科目以上など)を超えた場合。
③ 授業時数の3分の1以上(学校によっては4分の1以上)を欠席し、テストの点数にかかわらず履修そのものが無効となった場合。

つまり、テストの点数で躓いたとしても、日頃の登校実績と平常点を担保し、学年末までに総合点を取り戻せば留年は確実に回避できるよう設計されています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。