インドネシア語で「tanggal」は「日付」、「dalam bahasa jepang」は「日本語における」を意味します。つまり、GoogleやYouTubeでこの語を検索する層の大半は、技能実習生や特定技能の就労者、JLPT(日本語能力試験)の合格を目指すインドネシア現地の学習者、あるいは彼らを指導する日本の教育担当者です。
彼らが最初に直面する強烈なカルチャーショックこそが、日本語の日付の読み方における不規則性の壁です。インドネシア語の日付は極めて論理的で、例えば1日は「tanggal satu(日付+1)」、2日は「tanggal dua(日付+2)」と、単語を並べるだけで完結します。文法の例外は存在せず、子どもから大人まで同じ規則でカレンダーを処理しています。
ところが日本語では、「1=いち」と教わった直後に「1日は“ついたち”と読みます」と告げられます。さらに「2日は“ふつか”」「3日は“みっか”」と続き、10日までは一切「いち・に・さん」の音読みが通用しません。現場の日本語教師からは、「ここで最初の挫折を経験し、日本語に対して強いアレルギーを持ってしまう生徒が後を絶たない」という切実な声が寄せられています。単なる記号の変換ではなく、なぜこのような体系が成立したのかを知ることこそが、習得への近道となります。