二日酔いで水を飲んでも吐くのはなぜ?危険な嘔吐の境界線と緊急対処法

二日酔いで水を飲んでも吐くのはなぜ?危険な嘔吐の境界線と緊急対処法

二日酔いで水を飲んでも吐くのはなぜ?危険な嘔吐の境界線と緊急対処法についての最新情報をご紹介します。

Q1:水すら受け付けないとき、氷を口に含むのは有効ですか?
A1:極めて有効な初期対応です。氷をひとかけら口に含み、舌の上でゆっくり溶かすことで、胃に一度に流れ込む水分量を数滴単位に制御できます。冷たさによる胃への直接刺激を避けるため、噛み砕いて飲み込まず、唾液と混ぜ合わせながら潤す感覚で行ってください。

Q2:緑色の苦い液体を何度も吐いて胃が空っぽです。これ以上吐くものがないのに吐き気が止まりません。
A2:逆流した胆汁が荒れた胃粘膜を刺激し、脳の嘔吐中枢が暴走して空嘔吐(からえずき)がループしています。まずはうがいをして口腔内の苦味と胃酸を洗い流し、完全に絶飲食で横になってください。1時間以上空嘔吐が治まらない場合は、自律神経を安定させる医療用の制吐剤投与が必要なため、内科を受診してください。

Q3:ドラッグストアで買える吐き気止めを飲みたいのですが、飲んでもすぐ吐いてしまいます。
A3:嘔吐が続いている最中に錠剤を服用するのは避けてください。吸収されないばかりか、固形物の刺激で再び胃が痙攣します。薬を使用したい場合は、胃を休めて嘔吐の間隔が空いてから、少量のぬるま湯で五苓散などの漢方エキス製剤を試すのが安全です。どうしても服用できない状態こそが受診の目安です。

Q4:吐いたものに少し血が混ざっていました。痛みがなければ様子を見て大丈夫ですか?
A4:放置は危険です。マロリーワイス症候群による食道粘膜の断裂は、初期には痛みを伴わないケースも珍しくありません。一度出血が止まったように見えても、血圧の変動で再出血を起こす恐れがあります。鮮血や茶褐色の液体を確認した時点で、速やかに消化器内科を受診してください。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。