一時的な子離れの寂しさと、医療機関での治療を検討すべき危険なサインはどこで線引きされるのでしょうか。まずは自身の現在の状態を客観的に把握するために、医療現場でも用いられる以下の簡易チェックリストで確認してみましょう。
【空の巣症候群 症状セルフチェック】
・子どもの部屋に入ると自然と涙が出て止まらなくなる
・これまで楽しめていたテレビや買い物がまったく楽しく感じられない
・朝起きるのが異常に辛く、食事の支度や掃除などの家事に手がつかない
・「自分はもう誰からも必要とされていない」という無価値感や自責の念がある
・寝付きが悪い、夜中や早朝に目が覚めてしまい熟睡できない
・頭痛、肩こり、食欲不振、胃の不快感など身体の不調が続いている
※上記の項目に3つ以上当てはまり、その状態が日常化している場合は注意が必要です。
最も重要な識別ポイントは、「うつ病との違い」です。一般的に、単なる空の巣症候群による寂しさであれば、友人とのおしゃべりや外出時には一時的に笑顔が戻り、子どもの近況を聞いて安心すれば気分が軽快します。しかし、うつ病へと進行している場合、どんな気晴らしを試みても感情が動かず、激しい不眠や「自分は生きている価値がない」という強固な自責感に支配され続けます。発症からの期間や生活への影響度をまとめた以下の比較表を参考にしてください。