ネット上の古い情報や曖昧な噂を鵜呑みにして現地を訪れると、思わぬ旅程トラブルに巻き込まれるリスクがあります。報道各社の取材データや公式発表資料に基づき、特に誤解されやすい2つの重要事項を検証します。
1. 坊っちゃん列車の運行形態に関する誤解
「いつでも路面電車感覚ですぐ乗れる」と思われがちな坊っちゃん列車運行状況ですが、実態は大きく異なります。伊予鉄道の公式発表によると、乗務員確保や運行体制の見直し等を経て、現在は土日祝日を中心とした限定ダイヤでの運行が基本となっています。
1日の運行本数が限られており、乗車には当日発売される整理券や専用乗車券が必要となるため、「現地に行けば平日でもすぐ乗れる」という認識は誤りです。平日に訪れる場合は、道後温泉駅前の引き込み線に停車している車両での写真撮影や、市内電車の通常車両(低床型新型車両やレトロ車両)の利用を前提にスケジュールを組む必要があります。
2. 道後温泉本館の「待ち時間」と整理券配布ルール
「改修工事が終わったから、いつでも並ばずにすぐ入れる」というのも危険な思い込みです。全館営業が再開されたことで来訪者が大幅に増加しており、週末や連休中の夕方以降は1〜2時間待ちの入場制限が発生することが珍しくありません。
混雑時は店頭で時間指定の整理券が発券されるシステムが採用されています。宿に到着したらまず本館へ足を運び、発券状況を確認したうえで商店街の散策や夕食の時間を割り当てるのが、タイムロスを防ぐプロの鉄則です。また、混雑を避けるなら「開館直後の早朝6時〜7時台」または「21時以降の閉館前」を狙うのが賢明です。