3点透視図法で絵が歪む理由とは?失敗しない描き方とプロの構図術

3点透視図法で絵が歪む理由とは?失敗しない描き方とプロの構図術

3点透視図法で絵が歪む理由とは?失敗しない描き方とプロの構図術について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

現在、多くの制作現場でデファクトスタンダードとなっているCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)。その中核機能である「パース定規」を自在に操ることは、作画スピードと精度を劇的に向上させます。ここでは現場仕込みのクリスタのパース定規活用術を伝授します。

クリスタで3点透視を作成する際、メニューの「レイヤー」→「定規・コマ枠」→「パース定規の作成」から「3点透視」を選択すると、初期状態ではキャンバス枠内に3つの消失点がコンパクトに収まった状態で生成されます。ここが最大の罠です。この初期状態のままスナップさせて描き始めると、前述の「極端な歪み」が確定します。

必ず行うべき初期セットアップは以下の手順です:

  1. ナビゲーターで表示倍率を25%〜50%程度まで縮小し、キャンバスの周囲に広大な作業余白を表示させる。
  2. 「オブジェクトツール」を選択し、パース定規の「アイレベル(水色の水平線)」を上下の適切な位置(アオリなら下部、俯瞰なら上部)へ移動する。
  3. 左右の消失点アイコンをドラッグし、キャンバスの外枠から大きく外側の作業領域へと引き離す。
  4. 垂直方向の第3消失点も、キャンバス上端または下端から大幅に離れた位置へと逃がす。
  5. 「スナップ」を有効にし、必要に応じて不要な軸のスナップを定規ハンドルから一時的にオフにしてフリーハンドの線を交える。

このセットアップをテンプレート化しておくだけで、ツール特有の不自然な歪みから完全に脱却できます。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。