気象庁の気象観測データが示すように、日本の夏季は最高気温35度以上の猛暑日や連続降雨なしの日数が長期化する傾向にあります。朝夕の水やりだけで庭の維持に疲弊してしまう家庭が増加するなか、注目を集めているのが散水の手間を極限まで省く「ドライガーデン」の手法です。庭の主木となる乾燥に強い庭木としては、地中海原産のオリーブが筆頭に挙げられます。オリーブの木 耐乾性は樹木の中でも群を抜いており、銀色を帯びた細い葉の裏面には微細な毛が密集し、過酷な照り返しと蒸散を防ぐ構造を備えています。一度しっかりと根が張れば、降雨のみで力強く成育します。
また、夏場の花壇を彩る暑さや乾燥に強い植物 夏の代表格としては、サルスベリやランタナ、そして乾燥に強い花 多年草のエキナセアやガウラが挙げられます。これらは強烈な直射日光下でも葉焼けを起こしにくく、真夏の過酷な環境下で途切れることなく開花を続けます。
さらに、雑草対策と景観維持を兼ね備えた乾燥に強いグランドカバーとしては、クラピアやセダム類(マンネングサ)、タイム類が極めて優秀です。特にセダムは土壌の深さが数センチしかない劣悪な環境や屋上緑化でも青々と広がり、踏圧や乾燥に耐える強靭さを誇ります。料理やクラフトに活用できる乾燥に強いハーブ一覧においても、ラベンダー、ローズマリー、タイム、セージといった地中海沿岸原産のシソ科ハーブが並び、乾いた岩場のような環境でこそ精油の芳香成分を濃縮させます。