一次元バーコードは印字スペースに対する情報量に限界がありますが、近年ではURLの格納や複数項目の同時読み取りを目的として、二次元コード(QRコード)のExcel運用が急速に普及しています。かつては外部アドインの導入が必須でしたが、最新のMicrosoft 365環境では、標準機能のみでQRコードを描画するエクセルQRコード作成方法が確立されています。
その決定打となったのが、セルの値からウェブ上の画像を直接取得・表示できる「IMAGE関数」の標準搭載です。一般に公開されている安全なQRコード生成API(Google Chart APIやオープンソースのAPIエンドポイント)とIMAGE関数を組み合わせることで、一切の外部フォントやアドインを使わずにQRコードを自動生成できます。
例えば、セルA2に入力された文字列をQRコード化する場合、以下の数式を目的のセルに入力するだけで完了します。
=IMAGE("https://api.qrserver.com/v1/create-qr-code/?size=150x150&data=" & ENCODEURL(A2))
この数式の画期的な点は、作成したファイルを別のPCやタブレットで開いても、フォントの事前インストールなしでまったく同一のQRコードが鮮明に描画される点です。入谷式棚卸しシステムや社内イベントの入退室管理など、社内ネットワークが外部インターネットに接続できる環境であれば、一次元バーコード以上の信頼性と導入スピードを両立できます。