小数第一位の四捨五入で整数に?大人が迷う計算の罠と正しい求め方

小数第一位の四捨五入で整数に?大人が迷う計算の罠と正しい求め方

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ビジネスの現場において、端数処理の最も頻度の高い実行手段はMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシートの関数です。ここでも「小数第一位を四捨五入して整数にする」ための引数指定で多くのビジネスパーソンがつまずきます。

四捨五入を行う代表的な関数はROUND(数値, 桁数)ですが、第二引数である「桁数」の指定が直感とズレやすい構造になっています。小数第一位を四捨五入して整数値を得たい場合、指定すべき桁数は「0」です。「小数第一位だから『1』を指定する」と思い込んでしまうと、結果は「小数第二位を四捨五入して小数第一位まで残す」という全く異なる処理になってしまいます。

処理の目的元の数値例Excel関数の記述計算結果と現場の評価小数第一位を四捨五入
(整数化する処理)15.4
15.5=ROUND(15.4, 0)
=ROUND(15.5, 0)15
16
(端数なしの整数になる。税抜計算等で多用)小数第一位まで求める
(小数第二位を四捨五入)15.44
15.45=ROUND(15.44, 1)
=ROUND(15.45, 1)15.4
15.5
(小数第一位が残る。視聴率や支持率集計で一般的)十の位まで求める
(一の位を四捨五入)154
155=ROUND(154, -1)
=ROUND(155, -1)150
160
(10単位の概算。売上速報や予算案で使用)

表から明らかな通り、Excelにおける桁数引数は「結果として残したい小数点以下の桁数」を指定する仕組みです。整数にしたい=小数点以下を0桁にしたい、だから引数は「0」。この因果関係を論理的に把握しておくことが、誤ったデータ集計を防ぐ決定打となります。

森 瞳
著者

森 瞳

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