ビジネスの現場において、端数処理の最も頻度の高い実行手段はMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシートの関数です。ここでも「小数第一位を四捨五入して整数にする」ための引数指定で多くのビジネスパーソンがつまずきます。
四捨五入を行う代表的な関数はROUND(数値, 桁数)ですが、第二引数である「桁数」の指定が直感とズレやすい構造になっています。小数第一位を四捨五入して整数値を得たい場合、指定すべき桁数は「0」です。「小数第一位だから『1』を指定する」と思い込んでしまうと、結果は「小数第二位を四捨五入して小数第一位まで残す」という全く異なる処理になってしまいます。
表から明らかな通り、Excelにおける桁数引数は「結果として残したい小数点以下の桁数」を指定する仕組みです。整数にしたい=小数点以下を0桁にしたい、だから引数は「0」。この因果関係を論理的に把握しておくことが、誤ったデータ集計を防ぐ決定打となります。