白笛たちの強さは、単なる格闘能力や腕力だけでは測れません。過酷を極めるアビスの呪いをいかに御し、特級遺物をどれほど意のままに操り、狂気の中で生き残り続けるかという「深淵適応力」が決定的な差となります。最新の劇中描写と戦闘実績に基づき、筆者が独自に査定した格付けランキングを公開します。
第1位:黎明卿 新しきボンドルド|不死の群体と絶対的科学力
単独戦・集団戦・継戦能力のすべてにおいて群を抜いているのがボンドルドです。特級遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」によって自己の意識を祈手(アンブラハンズ)たちに分散させており、「頭部を破壊されようが肉体が消滅しようが死なない」という反則的な生存性能を誇ります。さらに相手の肉体を光の線で分解する「枢機の光(スパラグモス)」や、上昇負荷を完全に肩代わりさせる「カートリッジ」の運用など、アビスの理を科学技術でハッキングした戦闘力は他の追随を許しません。
第2位:不動卿 動かざるオーゼン|人外の質量を誇る白兵戦の頂点
純粋なフィジカルにおいて作中最強を誇るのがオーゼンです。1枚で千人分の力を得るとされる遺物「千人楔」を全身の皮下に120箇所(計12万人分の怪力)埋め込んでおり、巨大な原生生物や強固な岩盤を一撃で粉砕します。50年以上白笛の座に君臨しながら老化の兆候を見せず、近接戦闘において彼女に正面から打ち勝てる人間はアビス広しといえども存在しません。
第3位:殲滅卿 撲殺のライザ|無尽の火力を誇る伝説の戦鬼
かつて他国の探窟隊を壊滅させ、アビスの猛威を力づくでねじ伏せてきた武闘派の頂点。打撃とともに爆音と炎を放つ「無尽槌(ブレイズリーブ)」を自在に振り回し、過酷な深界四層以下で数々の特級遺物を単独で回収した実績を持ちます。底知れない好戦性と野生の勘を持ち、タイマンの殺し合いであればボンドルドの肉体を幾度となく消滅させ得る突破力を秘めています。
第4位:神秘卿 神秘のスラージョ|異能集団「呪詛船団」を率いる冷徹な指揮官
前線基地の正規ルートを無視し、力づくでラストダイブを敢行した武闘派白笛。自身の戦闘能力に加え、テペステやニシャゴラといった獣相(じゅうそう)の異形たちを束ねる「呪詛船団(ヘイルヘックス)」の統率力が極めて高いのが特徴です。自作の探窟遺物「ハギギス」を駆使し、六層の過酷な環境にも即座に適応する戦術眼は極めて厄介です。
第5位:先導卿 選ばれしワクナ|謎に包まれた超大型遺物の運用者
劇中での直接の交戦描写はまだ少ないものの、オーゼンが「老獪な爺さん」と評する通り、前線基地の検問を潜り抜けて自作の大型遺物で六層へ侵入した実績があります。個人としての格闘能力よりも、規格外の大型遺物を自在に動かす工学的知見と準備力において、侮れない脅威度を誇っています。
第6位:リコ(子供卿)|個の力は皆無だが最強の兵器を従える司令塔
リコ自身の身体能力は探窟家見習い(赤笛)レベルに過ぎず、原生生物に襲われれば自力で生き残ることは不可能です。しかし、アビスの底から現れた奈落の至宝「レグ」を使役し、白笛となったプルシュカの音色によってレグの真の戦闘力を引き出すトリガーとしての価値は特級遺物に匹敵します。