アニメ版『妖怪ウォッチ』における人面犬は、本編の裏で進行する独立したミニコーナー(人面犬シーズン)の主役として大暴れしました。彼が幾度となく警察に逮捕される理由は、極めてシンプルかつ切実な「女子にチヤホヤされてモテたい」という欲望です。
「トイプードルの体なら女性に抱きしめてもらえるはず」と目論み、すれ違う女性や女子高生に駆け寄るものの、顔はおじさんそのもの。驚愕した女性たちの通報により、すぐさまパトカーで連行されるのがお決まりのパターンでした。
収監先となったのは、映画顔負けの厳重なセキュリティを誇る刑務所。スプーン1本で壁を掘り進めるなど、名作脱獄映画のパロディを交えながら決死の脱走を試みますが、看守長に阻まれたり、脱走直後に別の容疑で即座に再逮捕されたりと、不憫な結末を迎え続けました。この哀愁とギャグの絶妙なバランスが、視聴者を惹きつける大きな原動力となっています。