新フォーマットの成功に伴い膨れ上がった商業的価値は、プロスポーツ産業に莫大な資金をもたらした。出場ボーナスだけで数千万円、勝ち進めば数百億円規模に達する分配金は、クラブの経営規模を一夜にして変えてしまうほどの破壊力を持つ。
しかし、光が強ければ影も濃い。主要リーグ、国内カップ戦、代表活動、そして過酷な夏の大規模大会。トップ選手たちの年間試合数は限界値を超えつつあり、国際プロサッカー選手会(FIFPRO)からの反発の声は強まる一方だ。ビジネスとしての最大化と、アスリートの肉体的限界。この二律背反する課題にどう解を出すのか、FIFAの舵取りが試されている。