花編みの最終工程であり、作品の寿命を左右する最も重要な作業が末端の処理だ。ナイロン製パラコードの最大の強みは、熱を加えることで繊維同士が融着する性質にある。この工程を焼き止めと呼ぶ。
編み終わったコードの余りを切れ味の良いハサミで2〜3mmほど残してカットする。次にライターやチャッカマンの炎の青い部分を近づけ、カット面をじっくりと炙る。ナイロンが溶けて透明な飴状になった瞬間に、ライターの金属部分や専用の平らな工具でキュッと押し当てて潰すのだ。この「炙って押す」一連の所作により、どんなに引っ張っても解けない頑丈でおしゃれなキーホルダーが完成する。