なぜ昔の商店街は消えたのか?昭和の賑わいと衰退の真相・最新再生論

なぜ昔の商店街は消えたのか?昭和の賑わいと衰退の真相・最新再生論

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昭和40年代から50年代にかけての昭和レトロな商店街の風景は、まさに生活のエネルギーに満ちあふれていました。日暮れ時になると買い物籠を腕に提げた主婦たちが行き交い、鮮魚店では「今日のおすすめはこれだよ!」と店主の声が飛び交う。精肉店では部活帰りの学生が熱々のメンチカツを頬張り、路地の角には赤提灯が灯り始める――。そこには、売り手と買い手が互いの顔を見ながら言葉を交わす昭和の人情と対面販売の文化が色濃く息づいていました。

なかでも、子どもたちにとってのワンダーランドだったのが駄菓子屋や個人商店の思い出です。くじ付きの飴や粉末ジュース、ベーゴマやメンコが所狭しと並ぶ店先は、異年齢の子どもたちが集まり、ルールや社会性を自然と学ぶ社交場でもありました。店主のおばあちゃんに見守られながら過ごしたあの空間は、物質的な豊かさとはまた異なる、人と人との濃密な温もりを象徴していました。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。