競技かるたの聖地・近江神宮が今、世界を惹きつける理由——2026年、刻の神殿で起きた静寂のバズと文化継承の現在地

競技かるたの聖地・近江神宮が今、世界を惹きつける理由——2026年、刻の神殿で起きた静寂のバズと文化継承の現在地

競技かるたの聖地・近江神宮が今、世界を惹きつける理由——2026年、刻の神殿で起きた静寂のバズと文化継承の現在地の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

近江神宮にはもう一つ、他にはないユニークな顔がある。「時間の聖地」としての側面だ。天智天皇は671年、日本で初めて「漏刻(ろうこく)」と呼ばれる水時計を作り、鐘を鳴らして人々に時刻を報せた。日本書紀に記されたその日が現在の6月10日にあたり、日本では「時の記念日」として定着している。

境内には複元された古代の水時計や日時計が並び、どこか時空を超えた雰囲気を漂わせる。隣接する「時計宝物館」には、和時計からロレックスの貴重なアンティークモデルまで、古今東西の時計がずらりと並ぶ。時計メーカーの関係者や時計職人が祈願に訪れる姿も日常風景だ。毎年6月に行われる「時計祭」では、最新の時計製品が神前に奉納され、時の恵みに感謝を捧げる独特の神事が執り行われている。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。