即応対処部隊の真骨頂は、従来の消防車両の概念を打ち破る特殊装備群にあります。現場の過酷な環境を突破するために配備された主要装備は、救助関係者の間でも高く評価されています。
部隊の象徴ともいえるのが、全地形対応車(ATV / UTV・水陸両用バギー)です。米国ポラリス社製などのオフロード車両をベースに消防専用のカスタムが施されており、倒木や瓦礫が散乱する山間部、冠水して一般車両が水没するエリアでも力強く走破します。トレーラーを連結して救助ボートや資機材、救出された要救助者を搬送する能力を備えています。
さらに、部隊の目となるのが高機能ドローン(無人航空機)システムです。高倍率ズームカメラや高感度赤外線サーマルカメラを搭載し、土砂崩れの全容や夜間の体温感知による要救助者捜索を瞬時に行います。撮影された4K高精細映像は、移動指揮車を経由して即座に庁舎内の災害対策本部へリアルタイム伝送され、都全体の救助作戦立案を強力に支えます。