ネット上の口コミやSNSでは「粗大ごみはすべて稲荷山環境センターへ自分で運んだほうが圧倒的にお得」という意見が散見されます。しかし、この言説には一定の盲点が存在します。
第一に考慮すべきは、自家用車への積載リスクとガソリン代・手間のコストです。大型のタンスやベッドフレームを無理に軽乗用車や普通車に詰め込もうとした結果、車内の内装を傷つけたり、リアガラスを破損させたりするトラブルは後を絶ちません。レンタカーの軽トラックを手配する場合、車両レンタル代(数千円)が発生するため、市の戸別収集手数料(1点あたり数百円〜千数百円程度)を払って回収してもらった方がトータルコストで安上がりになる逆転現象が頻繁に起こります。
第二に、狭山市の資源ごみ処分方法における分別の徹底度です。家庭用の集積所に出す際と同様、センターへ持ち込む場合であっても「木くず」「可燃物」「金属」「不燃物」「資源プラ」などを厳密に仕分けしておかなければなりません。車内にすべてをごちゃ混ぜにして積み込むと、荷降ろしブースを何箇所も移動しながら車内で仕分け作業を強いられることになり、後続の車両からのプレッシャーを受ける精神的負担も小さくありません。