オープンワークや各種就職コミュニティに寄せられる現職・OBの証言を分析すると、会計検査院の就職評判には明確な特徴が見て取れます。
公務員志望者から圧倒的な支持を集める最大の理由は、「霞が関の中で突出してワークライフバランスが保ちやすい」という点です。政策官庁のように法案作成や国会議員の質問通告待ちによる突発的な深夜待機が原則として存在せず、年間のスケジュール(春〜夏:実地検査、秋:決算報告作成、冬:次期計画立案)があらかじめ計算できるため、プライベートの予定が立てやすいという生の声が数多く寄せられています。
一方、現場特有の過酷さとして挙げられるのが「実地検査における張り詰めた心理戦」です。元調査官の手記や関係者の証言によると、検査先の役所や企業からは「粗探しに来た天敵」として警戒されることが多く、歓迎される現場は皆無に等しいのが実情です。膨大な伝票や仕様書の山から矛盾点をあぶり出し、相手の言い逃れを論理的に論破する精神的なタフネスが常に求められます。
また、年間を通じて全国各地への出張が連続するため、「地方の現場を回るのが好き」という職員には天職となる半面、家庭の事情などで長期移動が難しい時期には負荷となる側面も否定できません。