ネット上やSNSでは「キムチくんマークが付いていないキムチはすべて偽物であり、食べる価値がない」といった極端な意見が見受けられますが、これは完全な誤解です。
キムチくんマークはあくまで「韓国産の伝統キムチ」に対して韓国政府機関が発行する認証制度です。したがって、日本国内の良心的なメーカーが日本産白菜を使い、伝統的な乳酸発酵製法で丹念に製造している上質な国産発酵キムチには、構造上このマークは付きません。
国産キムチの中にも、全日本漬物協同組合連合会が定めた熟成発酵の基準を満たした製品や、独自に植物性乳酸菌の生菌数を担保して出荷している優れた商品が数多く存在します。「マークがない=非発酵」と短絡的に決めつけるのではなく、製法と原材料の質を見極める視点が必要です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
消費者の食生活や嗜好によって、選ぶべきキムチの基準は明確に分かれます。
【本物の発酵キムチ(キムチくんマーク付など)を選ぶべき人】
・腸内環境を整え、本格的な腸活や便通改善を目指している人
・酸味と深みのある複雑なうま味を好み、日ごとの味の変化(熟成)を楽しみたい人
・キムチチゲや豚キムチなど、加熱調理でコクを出したい人(酸味の出た熟成キムチは加熱すると絶妙な旨味に変化します)
【浅漬け風キムチを選んでも良い人】
・乳酸発酵特有の酸味が苦手で、白米に合う甘めの味付けを求めている人
・サラダ感覚でシャキシャキとした食感とあっさりした辛さを楽しみたい人
・発酵による容器の膨張や汁漏れを気にせず、一定の味を長期間保ちたい人