この前代未聞の企画が生まれた背景には、当時NTTドコモがサービス開始を控えていた次世代通信ネットワーク「PREMIUM 4G(LTE-Advanced)」の存在がありました。複数の異なる周波数帯を束ねて通信を高速化する「キャリアアグリゲーション」技術の凄さを、専門用語を一切使わずに一般ユーザーへ直感的に伝える必要があったのです。
白羽の矢が立った元ネタは、日本のお茶の間で何十年も親しまれてきた長寿料理番組『キユーピー3分クッキング』でした。軽快でおなじみのテーマ曲をバックに、エプロン姿の女性が優雅に挨拶した直後、カウントダウンとともに凄まじい爆音が轟くという強烈な落差を演出。「3分」を「3秒」に短縮するという極端なデフォルメによって、通信の「爆速」ぶりをユーモラスに象徴させました。