本作の主人公・国分果林(こくぶん かりん)は、聖鱗(せいりん)学園中学校に通うごく普通の明るい女子中学生でした。ある朝、遅刻しそうになりながら走っていた果林は、行き倒れていた小さな子豚を助けます。しかし、その子豚こそが「ブリンゴ星(ブゴゴ州)」から地球へ修行にやってきた王子、トンラリアーノ3世(通称トンちゃん)でした。
トンちゃんから「地球のスーパーヒロインになってほしい」と頼まれた果林は、セーラームーンのような華麗な金髪美少女ヒロインになれると胸を躍らせます。しかし、手渡された変身アイテム「トンパクト(ブーリンミラー)」と「ぶーりんコンパクト」から放たれた光に包まれた瞬間、果林が変身した姿は「ピンク色のぽっちゃりした空飛ぶ子豚=ぶーりん」でした。
なぜ美少女ではなく豚に変身しなければならなかったのか――。その理由は、ブリンゴ星における王位継承の試練と神聖な価値観にあります。ブリンゴ星では豚の姿こそが気高く美しい象徴であり、地球人を助けることで徳を積む修行の一環としてぶーりんの姿が与えられたのです。さらに、ぶーりんには極めて過酷なルールが課されていました。
- 正体隠匿の掟:ぶーりんの正体が果林であると他人にバレた場合、二度と人間の姿に戻れず、一生ブタのまま暮らさなければならない。
- 真珠108個のノルマ:ぶーりんとして人々を救い、善行を重ねるごとに「ぶーりんカセット」に真珠(パール)が1個ずつチャージされる。これが108個(人間の煩悩と同数)貯まったとき、果林は自分が本当に望む「大好きなヒロイン」に変身できるようになる。
思春期の少女にとって「豚になる」という屈辱的な状況に絶叫しながらも、果林は困っている人を放っておけない持ち前の優しさから、鼻にノーズパットを装着して「愛と勇気のピッグガール」として奮闘することになります。