ニッポン放送で長年放送されているレギュラーラジオ番組『中居正広 ON & ON AIR』は、彼とファンが最も直接的に熱量を共有する聖地のような場所だ。テレビで見せる軽快な司会ぶりとは一味違い、ラジオの前の彼はいっそう素顔に近いボイスで語りかける。
リスナーからの投稿ハガキを読む際、中居は「ヅラのみなさん」と声をかけたり、時には冷たくあしらう素振りを見せたりする。しかし、ハガキに込められた悩みや日常の報告には、驚くほど真摯に耳を傾ける。ラジオという密室空間で育まれたこの絶妙な距離感は、一朝一夕で作られたものではない。「ヅラ」という言葉は、ラジオの電波を通じて深まったファンコミュニティの絆の合言葉として機能している。