万が一、誤飲後に体調の異変を感じた場合、どのような症状が出たら即座に救急受診すべきなのだろうか。警戒すべき危険症状の境界線として、激しい悪心・嘔吐、継続的な右上腹部痛、大量の冷や汗、顔面の蒼白、急激な倦怠感や意識の混濁が挙げられる。これらの症状が現れた場合、すでに消化管や肝臓へ過度の負担がかかっているサインであり、一刻も早い処置が必要だ。
判断に迷う夜間や休日であれば、公益財団法人 日本中毒情報センターが開設している「中毒110番」や専用の電話相談窓口へ連絡するのが極めて有効だ。専門の回答者が、誤飲した物質と量、患者の年齢や経過時間に応じた最適な判断をリアルタイムで示してくれる。
また、近隣の調剤薬局に勤務する薬剤師へ電話相談するのも身近で確実な手段だ。薬局のデータベースには患者の処方歴や併用薬の情報が記録されているため、個別の状況に応じた的確なアドバイスを受けることができる。