ネットニュースやSNSが全盛を誇る現代において、既存のマスメディアに対する不信感や「オールドメディア」という揶揄は日に日に強まっている。だが、真のジャーナリズムとは配信媒体の形式によって決まるものではないと彼女は訴える。真実を追究する姿勢と、取材対象に対するリスペクトこそが本質であり、ツールが変わろうとも失ってはならない芯なのだ。
ドキュメンタリー番組の制作を通じて彼女が提示するのは、過度な偏向報道やセンセーショナリズムに流されない「個のジャーナリズム」の可能性だ。既存の放送局という枠組みを飛び出したからこそ見えた視点が、新しい時代の報道像を模索する若いクリエイターたちに大きな示唆を与えている。