「しばき隊」とは何だったのか?過激な抗議の真相と後継組織の現在

「しばき隊」とは何だったのか?過激な抗議の真相と後継組織の現在

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「しばき隊」の正式名称は「レイシストをしばき隊」。2013年2月、ライターの野間易通氏を中心として結成されました。当時、東京の新大久保や大阪の鶴橋などで「在日特権を許さない市民の会(在特会)」をはじめとする団体が、在日外国人に対する過激なヘイトスピーチデモを繰り返しており、これに危機感を抱いた人々が集まったことが発足の発端です。

それまでの反差別運動は、静かな抗議集会や署名活動といった手法が一般的でした。しかし、しばき隊が導入したのは、デモ隊を取り囲んで怒号を浴びせ、中指を立て、物理的に進路を塞ぐという「直接行動(ダイレクトアクション)」です。威圧的なスタイルで相手を圧倒するカウンターデモは瞬く間にSNSで拡散され、若者やサブカルチャー層を巻き込んで拡大していきました。

街頭では双方がトラメガ(拡声器)越しに罵声を浴びせ合い、時に小競り合いから警察が出動する事態が常態化。この在特会としばき隊の対立構図は、テレビの報道番組や週刊誌でも大々的に取り上げられ、日本の都市空間における新たな社会問題として浮上しました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。