タリバン政権下で引き継がれる中村哲の遺志:最新現地復興ルポ

タリバン政権下で引き継がれる中村哲の遺志:最新現地復興ルポ

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西側諸国の支援団体が相次いで活動休止や撤退に追い込まれる中、現地で絶大な信頼を保ち続けているのが、日本のNGO「ペシャワール会」と、その現地事業体であるPMS(ペシャワール会医療サービス)だ。

PMS(ペシャワール会医療サービス)の強みは、徹底した「現地主義」にある。外国人スタッフの安全が脅かされる局面でも、アフガニスタン人スタッフが主体となって診療所を運営し、用水路の点検を継続してきた。政治的な主張を行わず、ただ目の前の患者を治療し、土地を耕すための水を引く。この愚直な姿勢が、過酷なアフガニスタン復興支援の現場において、あらゆる勢力からの尊重を勝ち得る要因となった。ペシャワール会による草の根の支援活動は、国家の情勢が目まぐるしく変化する時代にあって、人道支援の本質とは何かを静かに物語っている。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。