2026年現在、道場六三郎は95歳という年齢を一切感じさせない精力的溢れる日々を送っている。銀座の店舗に定期的に顔を出し、板前たちに直接指導を行うスタイルは今も健在だ。季節の食材を目にすると、その場で新しい組み合わせのアイデアが次々と浮かぶという。
年齢を重ねるごとに味わいと深みを増す料理だが、彼の探究心はノスタルジーには留まらない。若い世代の食文化や世界各国の最新調味料にも目を配り、常に「今日一番美味しいもの」を追い求めている。その姿はまさに、日本の外食産業を半世紀以上にわたって支え続けてきた生き証人そのものだ。