近衛十四郎の伝説と殺陣の極致|松方弘樹ら一族と死因の真相

近衛十四郎の伝説と殺陣の極致|松方弘樹ら一族と死因の真相

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近衛十四郎(本名:目黒昇)は、1914年(大正3年)4月10日、新潟県長岡市に生まれました。幼少期から武道やスポーツに親しみ、強靭な体躯と卓越した運動神経を培った彼は、1930年代に新興キネマ京都撮影所へ入社。映画俳優としての第一歩を踏み出します。

戦前・戦中から戦後にかけて、大映や東映京都撮影所を中心に数多くの時代劇映画へ出演。1950年代から1960年代にかけて巻き起こった東映時代劇の黄金期において、片岡千恵蔵、市川右太衛門、大川橋蔵、中村錦之助(後の萬屋錦之介)といった錚々たるスターが華やかな主役を演じる中、近衛十四郎はその圧倒的な実戦的剣技と渋い演技力で独自のポジションを確立しました。

特に『柳生武芸帳』シリーズにおける柳生十兵衛役は、隻眼の剣豪という特異なキャラクターを完璧に体現し、歴代の十兵衛役俳優の中でも「決定版」と称賛される当たり役となりました。映画界が斜陽を迎えテレビ時代へ移行した後も、茶の間を熱狂させた『素浪人』シリーズなどで国民的人気を博し、昭和の殺陣文化を牽引し続けました。

森 瞳
著者

森 瞳

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