第5話のクライマックスにおいて視聴者を戦慄させたのが、主演の沢村一樹(井沢範人役)との命を懸けた直接対峙シーンです。取調室や潜入先での捜査網を掻い潜り、追い詰められた岡崎直樹が屋上で見せた表情の変化は、まさに圧巻の一言に尽きます。
直樹は自らの手で拳銃を握りしめ、冷徹な瞳で大人たちを見つめ返します。感情の高ぶりを荒々しく叫ぶのではなく、むしろ温度を完全に奪い去ったような静寂のトーンで語りかける姿は、観る者に強烈な違和感と底知れぬ恐怖を与えました。自らの凶行を「実験」と捉え、他者の痛みに一片の共感も示さない虚無の眼差しは、演技経験がまだ浅かった当時の若手俳優とは思えない凄みを帯びていました。
特に、井沢から向けられた哀れみと怒りに対し、かすかに口角を上げて見せた薄笑いは、SNS上で「鳥肌が止まらない」「美少年だからこそ狂気の深さが際立つ」と大きな話題を呼びました。最後は自ら引き金を引くという衝撃的な結末を迎え、視聴者の心に強烈なトラウマと鮮烈な記憶を刻みつけることとなったのです。