日本人のアザラシに対する愛着の原点は、漫画家・森下裕美が生み出した名作『少年アシベ』に遡る。作中に登場する「ゴマちゃん」の愛らしさは日本中を魅了し、アニメ『GO! GO! ゴマちゃん』などを通じて世代を超えたアイコンとなった。かつてアニメをリアルタイムで観ていた世代が大人になり、購買力を得たことも現在のブームを底上げしている背景だ。
さらに近年では、YouTubeでの水族館ライブ配信やNetflixで配信されるネイチャードキュメンタリーの影響で、リアルなアザラシの生態に対する関心が世界中で急増。従来の「キャラクターグッズ・インテリア雑貨」の境界線が消え去り、デザイン性と癒やし効果を兼ね備えた部屋の装飾品として、大人世代の生活空間に溶け込んでいる。