日本代表が国際舞台で勝機を見出すうえで、絶対に欠かせないのが「計算できるベテラン&帰化選手」の存在です。
第一に挙げるべきは、ジョシュ・ホーキンソン帰化枠の活躍です。ホーキンソン選手は、リバウンド奪取から自らボールをプッシュして速攻の先頭を走る驚異的なスタミナを誇ります。ホーバスHCが重用する理由は、単なる高さだけでなく、アウトサイドシュートの決定力とスクリーンプレーの精度の高さにあります。彼がコートで泥臭く体を張るからこそ、ガード陣のアウトサイドがフリーになるという好循環が生まれています。
そして、精神的支柱として絶対の信頼を集めるのが富樫勇樹キャプテンの経歴と役割です。豊富な国際経験をもとに、劣勢に立たされた時間帯でもベンチやコート上で常に冷静さを失わず、チームの士気をコントロール。自らも僅かなオープンスペースを見逃さずにディープスリーを沈める姿は、チームメイトにとって最大の精神安定剤となっています。
さらに、勝負どころで誰もがボールを託したくなるのが比江島慎ベテランの存在感です。宇都宮ブレックスで今なお第一線を走り続ける比江島選手は、相手のディフェンス陣を独特のリズムで崩す「比江島ステップ」でペイントアタックを仕掛け、重苦しい空気を一撃で変える力を持っています。若手選手が台頭する現ロスターにおいて、背中で語る比江島選手の卓越したスキルは、まさに日本代表の“切り札”です。