栃木県内を旅する多くの参拝者が疑問を抱くのが、「日光二荒山神社」と「宇都宮二荒山神社」の関係性です。両社は同じ「二荒山」の漢字を用いますが、全く別の宗教法人であり、ご祭神や由緒も異なる独立した神社です。
それぞれの決定的な違いは以下の通りです。
■ 日光二荒山神社(にっこう ふたらさんじんじゃ)
・読み方:ふたらさん
・主祭神:二荒山大神(大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命の親子三神)
・社格・位置づけ:世界遺産「日光の社寺」の構成資産、下野国一之宮(諸説あり)
・境内:日光山内の「本社」、中禅寺湖畔の「中宮祠」、男体山頂の「奥宮」という3つのエリアから構成される山岳信仰の名社。
■ 宇都宮二荒山神社(うつのみや ふたあらやまじんじゃ)
・読み方:ふたあらやま
・主祭神:豊城入彦命(崇神天皇の皇子で下野国開拓の祖)
・社格・位置づけ:式内社(名神大社)、下野国一之宮、宇都宮の総鎮守
・境内:宇都宮市中心部の明神山(臼ヶ峰)に鎮座し、市街地を一望する石段と大鳥居が象徴的。
日光は「男体山(二荒山)」をご神体山とする自然・山岳信仰が源流であり、宇都宮は古代豪族や歴代城主から崇敬された街の守り神です。御朱印集めの際にも、それぞれの由緒を意識して参拝することで、より深い趣を感じられます。