炎天下に置かれたエアコン室外機は、直射日光を受けることで天板や周囲の温度が50度近くまで跳ね上がる。内部のコンプレッサーは熱を外へ逃がすために過剰なエネルギーを消費し、これが電気代急増の主因となる。すだれを使って日陰を作り出すだけで吸気温度を数度下げることができ、電力消費を約5〜10%カットできるケースも珍しくない。
設置時の鉄則は「空気の通り道を絶対に塞がない」ことだ。室外機から数十センチほど離した位置に立てかけるか、ベランダの手すりや上部のフックから斜めに垂らして「すだれのテント」を作る。天板とすだれの間に空気の層を作ることで熱伝導を防ぎ、吹き出し口の前を広く開放して熱風がスムーズに抜ける空間を確保する。このひと工夫が、劇的な省エネ・節電術の成否を分ける。