ぬーぼーの販売終了を巡っては、インターネット掲示板やSNSを中心に「テレビCMに出演していたタレント・田代まさし氏の不祥事が原因で打ち切りになった」という言説が長年まことしやかに語られてきました。しかし、これは明確な時系列の誤認に基づく誤解です。
田代まさし氏がぬーぼーのCMキャラクターとして出演し、「ぬーぼーが出たよ〜」というフレーズで親しまれていたのは主に1980年代末から1990年代初頭のブーム形成期でした。その後、CM契約は契約満了に伴い自然終了しています。田代氏が最初の法的不祥事を起こしたのは2000年代に入ってからのことであり、ぬーぼーがお菓子売り場から姿を消した1996年頃とは数年以上の時間的隔たりが存在します。
インパクトの強いCMキャラクターの印象と、後年のセンセーショナルな報道が人々の記憶の中で無意識に結びついてしまった典型的な都市伝説であり、メーカーの販売戦略や市場環境の変化こそが生産終了の決定打であったことは記録が証明しています。