兵庫県立がんセンターを受診・通院する上で、地域住民や医療関係者の間で継続して注目されているのが、病棟建物の老朽化と建て替え・再編計画の動向です。
現在の施設は長年にわたり増改築を重ねてきたものの、構造的な経年劣化が進んでおり、プライバシーを重視した個室病床の拡充や、最新の大型医療機器の効率的なレイアウト、災害対応力の向上などが課題として指摘されてきました。兵庫県病院事業の見直しや県立病院全体の再編計画の中で、明石市北王子町での現地建て替えや敷地内再整備を含めた将来構想について、県議会や地域医療構想調整会議などで様々な議論が交わされています。
移転や建て替えの計画は莫大な財政支出と周辺医療機関との機能分担が絡むため、今後も県政の重要アジェンダとして注目されますが、現行施設においても手術室や放射線治療設備のアップデートは継続して実施されています。
通院アクセスについては、JR・山陽電鉄の明石駅から神姫バスで約10〜15分の「がんセンター」停留所が目の前に位置しており、公共交通機関でのアクセスは比較的安定しています。ただし、自家用車で来院する場合、午前中の再診や検査のピーク時間帯には病院駐車場の満車待ち列が発生し、周辺道路が混雑することがあります。採血や予約検査が控えている場合は、時間に30〜40分以上の余裕を持って出発するか、明石駅前からのバス利用を視野に入れることが賢明です。