ネット検索において時折見受けられるのが、「紺のれんは完全に閉店したのではないか」「個人店なのかチェーンなのか実態が分かりにくい」という誤解です。
この背景には、全国規模で展開していた運営母体の変遷や、各フランチャイズ店舗ごとの独立した経営判断があります。山陰エリアを含む地方のロードサイド店舗では、チェーンのブランド名を掲げつつも、店主の裁量によって地域食材を取り入れたり、独自の日替わりセットを提供したりと、実質的に「地域密着の個人店」のような温かみある運営へシフトしているケースが多く見られます。
また、鳥取市ラーメン人気ランキングの上位が観光客向けの牛骨ラーメンや行列必至の話題店で占められがちなため、ネット上のランキングだけを見ていると「紺のれん」のようなロードサイド実力店が見落とされがちになります。地元住民が日常的に車を走らせて通う「生活密着型店舗」と、観光客が目指す「イベント型店舗」の評価軸の違いを理解することが、鳥取の真の麺文化を捉える鍵となります。