個人ブログの闘病記や「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aコミュニティ、さらには動画プラットフォームにおいて、「カラコンを使い続けていたら目が見えなくなった」「激痛で救急搬送された」といった体験談を目にする機会は増えています。これらの情報に接したとき、多くの人は誇張された都市伝説ではないかと疑うかもしれません。
しかし、日本眼科医会や日本コンタクトレンズ学会が定期的に発表している医療安全情報を見れば、それが紛れもない現実であることが分かります。カラコンによる失明の発生確率は、適切なケアを行っている限り極めて稀であるものの、不適切な使用法を続けた場合の角膜感染症リスクは何倍にも跳ね上がります。医療機関のニュースリリースでも、若年層が角膜に深い傷を負い、視力が0.01以下にまで急落した事例が度々警告されています。
失明とは完全に光を失う全盲状態だけでなく、医学的には「矯正視力が0.1未満に低下し、日常生活に重大な支障をきたす状態(社会的失明)」も含みます。カラコンが引き起こす炎症や角膜の濁りは、まさにこの社会的失明へと直結する破壊力を秘めています。