国際サッカー連盟(FIFA)が打ち出した改革の中で、最大のトピックは出場枠の48か国拡大と、それに伴う大会規模の巨大化です。1998年フランス大会から2026年カタール大会まで四半世紀にわたり定着していた「32か国・全64試合」のフォーマットは完全に刷新され、全104試合という空前のボリュームへと進化を遂げます。
開催地はアメリカ(11都市)、メキシコ(3都市)、カナダ(2都市)の計16都市に分散されます。この3か国共催というフォーマットは、インフラの分散と北中米市場の開拓を狙ったFIFAのグローバル戦略の一環であり、スポーツビジネスの観点からも歴史的な試みと位置付けられています。
当初検討されていた「3チーム×16グループ制」は、最終節における談合試合の温床になるリスクが指摘された結果、従来の緊迫感を維持する4チーム×12グループ制へと修正されました。この決定により、グループステージの面白さは担保されたものの、ファイナリストは戴冠までに合計8試合を戦い抜くタフな日程を強いられることになります。