ネット上の辛口なコメントとは裏腹に、現地スタジアムへ足を運ぶとファンの温度感には異なる側面が見えてきます。筆者が行ったマツダスタジアム 現地観戦 レポでは、ネット掲示板で批判の的になりやすい選手に対しても、打席に入った瞬間に割れんばかりの拍手とスクワット応援が送られていました。
さらに注目すべきは、山口県岩国市にある由宇練習場を中心とした広島カープ 2軍育成 現在のリアルな状況です。現地を訪れると、30度を超える猛暑や過酷な環境下で、若手選手たちが連日泥だらけになって特守・特打に励んでいます。2軍戦を現地で見守る古参ファンからは、次のような声が聞かれました。
「ネットでは『早く1軍に上げろ』と簡単に言われますが、現地でスイングの軌道や守備の連係を見れば、首脳陣がなぜまだ我慢して2軍で実戦経験を積ませているのかがよく分かります。基礎が固まる前に1軍の配球に当てられてフォームを崩すのが一番怖い」
球場や練習場で直に見る「選手の成長プロセス」を知るファンほど、新井監督やコーチ陣の辛抱強い起用法に対して理解を示しているという事実は、掲示板の文字情報だけでは測れない現場のリアリティです。