踊り子号の旅で最も多く寄せられる相談が、「海が見える座席はA席とD席のどちらを指定すべきか」という問題です。東海道本線・伊豆急行線を走る踊り子号(E257系リニューアル車両)の普通車は、通路を挟んで2人掛け×2列(ABCD)のシート配置となっています。
結論から述べると、東京・新宿発の下り(伊豆急下田・修善寺行き)、伊豆急下田発の上り(東京行き)のいずれも、「A席」が東側・南側の海側座席になります。
車両の向きが進行方向によって変わっても、線路に対して東側(相模湾側)に位置するシート記号は常に「A席(窓側)」と「B席(通路側)」です。逆に「D席(窓側)」と「C席(通路側)」は山側(箱根連山や天城山系側)の景色となるため、オーシャンビューを楽しみたい場合は迷わずA席を選択してください。
さらに踏み込んだプロの指定テクニックとして知っておくべきなのが、「偶数番号の座席」を選ぶことです。E257系車両は2列ごとに1枚の大きな窓ガラスが配置されている設計が多く、奇数番号の座席に座ると目の前に窓枠(ピラー)が来てしまい、視界が一部遮られるケースがあります。海側かつクリアな大パノラマを望むなら、「4A」「6A」「8A」といった偶数番のA席をシートマップでピンポイント指定するのが最適解です。
なお、伊豆箱根鉄道駿豆線へ乗り入れる「修善寺行き」編成(10〜14号車の5両編成)は、熱海駅で下田行き編成から切り離された後、内陸部へ進むため海は見えません。富士山側の雄大なパノラマを楽しみたい場合は、駿豆線内では右側(D席側)に富士山が見える区間が多く存在します。