三山ひろしが結婚を公表したのは、入籍から約3年10ヶ月が経過した2016年1月のことでした。なぜ、これほど長い間、愛する家族の存在を公にしなかったのでしょうか。
その背景には、演歌界の厳しい師弟関係と、三山ひろし自身の並々ならぬプロ意識がありました。もし無名時代やヒット曲が出る前に「師匠・松前ひろ子の娘、偉大な作曲家・中村典正の娘と結婚した」と公表してしまえば、世間や業界から「親の七光り」「逆玉のコネ出世」という色眼鏡で見られることは避けられません。
三山ひろしは結婚する際、師匠夫妻と洋子さんに対し、「自力でヒットを出し、NHK紅白歌合戦に出場できる一人前の歌手になるまで結婚は公表しない」という誓いを立てていました。そして、2015年に『お岩木山』の大ヒットで見事に念願だった第66回NHK紅白歌合戦への初出場を達成。晴れて歌手としての実力を天下に証明した直後の2016年1月、スポーツ紙各紙を通じて堂々と結婚と子供の誕生を公表したのです。